阪神南リーディングテクノロジー
（ＬＴ）

シードは、「トラック・リビルトエンジン」に特化した製造・販売を行っている。
リビルトエンジンとは、壊れたエンジンを全て「ネジの1本」まで分解して部品洗浄をし、消耗品や劣化した部分があれば必要な部品を交換し、再度組み立て、テストされたエンジンのことで、従来、中古トラックエンジンが主流であったが、品質の良いトラック・リビルトエンジンの需要が徐々に増えてきている。

同社代表の田辺氏は、大手自動車中古部品販売会社にて21年以上勤務し、その経験を活かして60歳という年齢にも関わらず、日本に存在しなかった「トラック用リビルトエンジン」の会社を設立した。設立の背景は良質な状態のトラックエンジンが日本で流通していなかったことであった。
地域の公的・金融・技術機関の協力のもと、11月で設立から丸9年となり、多くの功績を残している。
・ひょうご中小企業技術・経営力評価制度「優良企業」評価（ひょうご産業活性化センター平成28年9月）
・成長期待企業（ひょうご産業活性化センター平成30年）
・ひょうご信用創成アワード　創業部門　最優秀獲得（平成30年8月）

同社は、2014年11月に「製品の安全性と高い品質を確保するとともに、環境負荷の低減に貢献していく」という経営方針に基づき、常にお客様視点に立ち、自動車の所有者が望んでいる価値を具体的にお客様に提唱・実現することを目指してきた。
同氏は「人々の暮らしに対するニーズが多様化している現在、日々の生活の中には、掘り起こせていない多くの要求があると考えています。それらに答えていくため「ものづくり」に対する情熱や伝統を継承しつつ、新たな事業領域への進出や他企業とのアライアンスなど積極的な成長戦略を打ち出し、新たな”品質価値”を創造し続ける企業を目指してまいります。」と話す。