阪神南リーディングテクノロジー
（ＬＴ）

　廣川電機は、工場等で利用するモータ等「電気を使用して動作する機器」の販売と、メンテナンスを行っている。　また、海外メーカー等の指定サービス店の認定を受け、２０Ｗ程度から８００ＫＷの高圧電動機までの高圧機をメンテナンスしている。そのほか、工場やオフィスビルの空調設備の省エネ提案から設計施工を行う。

　同社は、株式会社日立産機システムの搬送機器製品指定サービス店、及びフランスのモータールロアソマー社の西日本地区のサービスワークショップ、また、ドイツ・ＳＥＷオイロドライブ社の兵庫県地区サービスショップに認定されている。
　少ないコストで大きな成果を上げるため、同社は尼崎本社を始め、加古川・滋賀と３つの拠点で、長年の経験と最新の技術を提供している。
　また、同社はリーディングテクノロジー事業を活用して、計測・制御分野での研究を行う福井大学の教授をアドバイザーとして派遣を受け、設備の振動診断の社員研修を行うなど、常に社員の技術能力の向上を図っている。

　同社代表の廣川氏は、「より良い新しい技術を取得するために、各種展示会に出向き、常に最新技術の動向を見ている」と話す。
　その中で、メンテナンス精度向上のため、従来から行っている精密振動診断（ＦＦＴアナライザー）及びショックパルスメーターによる軸受の損傷診断に加え、電動機の絶縁検査としてのＰＩ測定及び精密絶縁診断と精密抵抗測定も、より精度の高い検査機器の導入を計画している。
　また、同社は今後もＡＭＰＩ等の技術支援機関の協力を得て、これまでの事業で蓄積したビッグデータを活用した「ＩｏＴを駆使したメンテナンスシステムの構築」を目指したいとしている。