阪神南リーディングテクノロジー
（ＬＴ）

　クレーンで荷物を吊る時、吊り具が必要になる。計装サービスは「吊る」をテーマに様々な商品を開発する企業だ。主に荷役業界へ納入するコンテナスプレッダや、サルベージ業界向けのレベラー、強度や安定度を綿密に計算し設計・製作するフォークリフトアタッチメントなどの主力商品を次々と開発・発売している。

　吊り具における顧客の困りごとを素早く対応し、素早く解決することをモットーにする同社は、最適な吊り具によって安全に効率よく作業を進められる製品を提供している。
　顧客の要望に応じて、様々な重量、形状、寸法の荷物を「安全に」「効率よく」吊る吊り具を開発している。平成２４年の創業と社歴は浅いが、長年建築業界に籍を置く同社社長の永徳氏の様々なアイデア製品は、各方面の顧客から使い勝手が良いと好評を得ていると言う。
　また、開発した２０／４０フィートコンテナスプレッダーを始め数々の製品で特許を取得している。
　「吊荷を水平に吊りたい」と言う現場の声から開発し、特許取得した製品群で「これから販路を広げて行きます」と永徳氏は話す。

　クレーンでの荷役作業中の事故は、近年増加傾向にあり、また、経験の浅い若年層の事故が多いという。
使い勝手がよく、安心安全、作業効率ＵＰに貢献するための吊り具製品の改良・新製品開発に余念がない。
　また、開発した製品の販路拡大の一環として、先頃自社のホームページを立ち上げた。
　製品への理解度を向上させるための工夫として、実際に動作している製品使用風景映像を撮影した動画も公開しており、今後の問い合わせ増加に期待していると言う。
　代表の永徳氏は「製品の認知度を向上させることが不可欠だ」と話し、販売力にも力を入れていくとしている。