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LT企業紹介|阪神南リーディングテクノロジー実用化支援事業

LT企業紹介

LT企業紹介 詳細情報
井上ヒーター株式会社

アルミ・ステンレス製 新型フィンを開発

  • ヒーター・クーラーを専業と して105年の歴史

    百年以上に渡って、熱交換器の設計・製作をしてきた井上ヒーター株式会社。その主たる製品は、クーラーやヒーターとして使用される液ガスタイプの〝プレート式熱交換器〟である。業界のパイオニアとして、化学工業、薬品、食品、繊維など、大手・中小を問わずあらゆる業界に納入実績を持つ老舗企業だ。

  • 一貫製作と 東京大学との産学連携

     熱交換器は、主に空気やガス等の媒体の加熱・冷却を目的とした製品で、空調器・乾燥設備・乾燥機器等に組み込まれ使用されている。
     同社は、約一世紀前に〝エロフィンヒーター〟と呼ばれる熱交換器を開発、以来、専業メーカーとして技術革新に取り組んでいる。また、量産型工場と異なり、クライアントからの依頼を受け、一品一様の熱交換器を設計、社内で製造することを特長としているという。
     同社と東京大学との共同開発により、従来比で1・8倍の熱伝導率のアルミニウム製フィンの熱交換器と、従来比2倍の熱伝導率のステンレス製フィンの熱交換器を開発。この試作開発事業は平成24年から二年連続でものづくり補助金に採択され、現在は既に量産化を進めている。

  • オールステンレス化などの市場のニーズに応えていく

    近年、クリーンルーム内での、医薬品、食品等の製造分野において、温度等の管理に厳格さが要求されている。また、温度・湿度・圧力制御の正確性のほか、高い洗浄度が求められ、機械稼働時の粉塵発生防止対策にも厳しい要望が出てきているという。
     そう言ったニーズに応えていくために、同社ではステンレス等の材質を多様化するなど工夫を凝らす。
     食品や医薬品等のクリーン度が要求される熱交換器の材料には、耐食性に優れるステンレスが望まれるが、鉄・銅などの材料に比べ製造コストがかかる。
     同社の井上社長は「機械装置の熱効率向上等でコンパクト化を計り、コスト削減を図ることで材料コストを吸収するなど、客先の要望に応えるよう最大限努力していく」と話す。

工場全景

工場全景

企業プロフィール

事業所名
(カタカナ)
井上ヒーター株式会社
(イノウエヒーター)
代表者名 代表取締役 井上 雅晴(イノウエ マサハル)
本社所在地 〒662-0934 兵庫県西宮市西宮浜4-1-43
本社電話番号 0798-37-0501
本社FAX番号 0798-37-0530
創業年月 明治45年(1912年)6月15日
設立年月 昭和41(1966年)年4月1日
資本金 1,200万円
従業員数 18 名
ホームページURL http://www.ihc-japan.co.jp
問い合わせ先メールアドレス ihc@ihc-japan.co.jp
その他 関連URL、アドレス等 LT支援実績 https://lt.ampi.or.jp/shien_case/7804/
業種
(具体的な内容)
熱交換器の設計・製作・販売
主要製品 ・フィンチューブ式熱交換器
・ルーツブロワー用空気冷却器
・プレートフィンヒーター
・熱風発生装置
・プレートフィンクーラー
・その他特殊熱交換器

主要設備 ・全自動プレートフィン圧入機 1台
・アルゴン溶接機 13台
・大型レーザー加工機 1台
・炭酸ガス半自動溶接機 7台
・エアーコンプレッサー 3台
・コマツ高速シャー 1台
・水圧テストポンプ 1台
・コマツ油圧シャー 1台
・テスト用水槽 1台
・パワープレス 3台
・NCドリリングマシン 2台
・ジブクレーン(1t) 5台
・ベンデイングマシン 2台
・ブレーキプレス 1台
・横向自動シール溶接機 2台
・全自動帯鋸盤 2台
・アーク溶接機 13台
・平板開先加工機 2台
・走行クレーン(10t 4.8t 2.8t 2.5t) 各1台

1分メッセージ動画

【1分動画出演者紹介】

井上ヒーター株式会社 営業部
課長
井上 裕邦(イノウエ ヒロク二)氏